プロジェクトの流れ
私たちは、ヨーロッパの中心に位置するフランドルの巨匠たちの生まれ故郷に本社を置いて、拠点としています。ブリュッセル空港に近く、国際的な乗り継ぎの際にも迅速な接続が可能です。
お客様の絵画（ウッドパネルまたはフランドルリネン）にかなりの保全作業が必要な場合、分析と処置の提案、および価格について検討する前に、（海外への移動も含めて）必ずその場での確認を行います。すべての処置は、まず完全な状態チェックを行い、必要に応じてIRR、UV、Macro-XRF、X線などのマルチスペクトル社内イメージングを行い、古い修復や手直し、画家によるペンティメントや修正、下絵、支持体の再利用や構造上の問題、その他作品が持つさまざまな秘密を明らかにします。
お客様の貴重な作品を私たちのワークショップやラボに持ち込む際には、世界のどこからでも専門の輸送手段を提供し、通関手続きも行います。当社は、信頼できる認定美術品輸送業者と協力し、すべての取り扱いを注意深く監視して、お客様の貴重な作品をベルギーに運び、またベルギーから運び出します。作品にはもちろん、輸送中および弊社工房での滞在の全期間に保険がかけられます。
処置の前後に作品の保管を希望される場合は、Artport（アートポート）のサービスをご利用いただけます。ブリュッセル空港の近くにある、最高のセキュリティ基準を備えた空調付き美術品保管用の保税倉庫で、お客様の美術品を厳重に管理します。慎重さと安全性は常に優先されます。
Articheck社のVirtual Conservatorスイートの使用により、保全修復の全過程を所有者が遠隔地でフォローアップできるようにし、ビデオ、音声、写真などの複数のメディアを保全修復師が作品の所有者と共有できるようにしています。
すべての処置は処置報告書に詳細に記録し、作品返却時に作品に添付いたします。私たちのチームは、国際的な協会であるICOMとECCOが定めた国際的な方法論と倫理に基づいて活動しています。
